征服王朝 2012 9 20
2012年9月20日の時事通信社のニュースには、このようなものがあります。
【北京時事】中国共産党・政府は、
日本政府の尖閣諸島(中国名・釣魚島)国有化に抗議する反日デモを禁止する一方で、
強硬な対日キャンペーンを止めていない。
その中でも目立つのが、日清戦争末期の1895年に尖閣諸島を奪い取られたとの主張である。
19日付の軍機関紙・解放軍報は
『1840年のアヘン戦争以降の100年は、侮辱と侵略を受けた歴史である』と強調」
(以上、引用)
今度は、世界の同情を買うという作戦ですか。
このような「泣き落とし作戦」は、実に巧妙なものです。
これでは、日本が中国をいじめているように見えてしまいます。
確かに中国には、同情したくなります。
実は、「1840年のアヘン戦争以降」だけでなく、
それ以前も、中国には、「侮辱と侵略を受けた歴史」があります。
まず清帝国(清朝)(1636年から1912年)です。
この王朝は、満洲族が中国に侵入して建国した帝国です。
漢民族は、約300年近く、満洲族によって支配されました。
その前にも、元帝国(元朝)(1271年から1368年)があります。
この王朝も、モンゴル族が中国に侵入して建国した帝国です。
この時も、漢民族は、約100年近く、モンゴル族によって支配されました。
当時は、日本よりも、
満洲族やモンゴル族の方が、はるかに強大でした。
中国では、これらの王朝を「征服王朝」と言います。
つまり、異民族によって支配された王朝という意味です。